書評『「育てにくい子」と感じたときに読む本』
本の名前:『「育てにくい子」と感じたときに読む本』
著者:佐々木 正美
出版社:主婦の友社
出版年:2008年
■こんな本
手のかからない子がいい子だなんてそんなのは大きなまちがいですよ。人生のどこかで、親は子どもにたっぷり手をかける必要があるんです。ベストセラー『子どもへのまなざし』の著者、児童精神科医の佐々木正美先生がたくさんの子育ての悩みに、あたたかく、時に厳しく、真摯に答えてくれます。
■参考になったポイント3つ
1. まずは子供の自尊心を育てる
特に感情の起伏が激しい子はまず自尊心を育てることが大事なようです。子供と接する中ですべて聞いてあげられるといいのになと思うものの、親として、人としての丹力がいるなーと思ってしまいます。
2. 上の子をまず一番に
これもよく聞くことがですが、なんせ実践が難しい。子供が二人や、三人親の方はよくわかると思いますが、どうしてもお兄ちゃん、お姉ちゃんには厳しくしてしまいますよね。子供は生まれてくる順番を選べないのに、おにいちゃんだから、おねえちゃんだからしっかりしなさい、我慢しなさいはかわいそうですよね。我が家の一番上は女の子ですが、接し方を反省してしまいました。
3. いくつになっても「遅い」ということはない
子供も小学校高学年以降になると、子育て本って読んでも正直遅いんじゃないかって良く思ったりしました。でも著者が言うにはいくつになっても遅いことはないとのことです。あの時やっていれば、あの時知っておけばと悔やむことなく、まずはやってみることが大切ですね。
■感想
自分の子供を育てにくい、子育てが大変だなーと思っていたのは自分がしっかりと子供と触れ合う時間を作れず、子供との関係に全力投球していなかったんだと気づかされました。すべて実行するのには少々覚悟が必要ですが、腹をくくって実践あるのみです。あと夫婦も満たされないと子供を怒ることが増えるようです。ひそかに大事なポイントだなと思います。
■こんな人におすすめ
・子供がいうことを聞かず困っている方
・兄弟姉妹の子育てに悩む方