書評『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ―子育ち・子育てのカギ』
本の名前:親子が輝くモンテッソーリのメッセージ―子育ち・子育てのカギ
著者:相良 敦子
出版社 : 河出書房新社
出版年:2007年
■こんな本
日本モンテッソーリ協会(学会)理事をされていた方の著書で、0歳から6歳まで、幼児教育のモンテッソーリによる教えに子育てのヒントがあります。
■参考になったポイント3つ
1. 敏感期について
やりたい気持ちを組んで環境を整える、見守る姿勢が大切で、親が一緒に感動することでより、感性が磨かれるとのことです。
2. 秩序感について
子供を取り巻く環境をいつもと同じ状態にすることで心理的に落ち着きを与えます。
3. モンテッソーリ教育の効果
行う前の子育ての悩みやモンテッソーリ教育を実践しての変化など実例がいくつも載っていて、自分自身と重なる人も多いのではないかと思います。
また結構リアルな親の声が紹介されており、子供に怒り、またやったと自己嫌になる、や親になろうと決めたのに一番なりたくなかった親になっていたなど胸にグサッと刺さる言葉が紹介されています。
■感想
モンテッソーリは多くの育児本で扱われていますが、読んで損はありません。モンテッソーリ教育を完全に実施できなくとも子供の成長のステージごとと特徴を理解するだけでも、「どうしていいのかわからない」から「今はこういったことに夢中な時期なんだな」など子供がよく理解できます。特に敏感期に関することは小学生より小さいお子様を持つ方は必見です。
■こんな人におすすめ
・0-6歳 子供が怒るポイントが分からず悩んでいる方
・モンテッソーリとは何か知りたい方
・自分の子が自閉症かと悩んでいる方